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仮説思考の習得は「イシューからはじめよ」がおすすめ【コンサル必読書】

仕事・勉強
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本書の紹介

ちまたに「問題解決」や「思考法」をテーマとした本は溢れていますが、その多くがツールやテクニックの紹介で、本当に価値あるアウトプットを生み出すという視点で書かれたものは少ないと筆者は指摘しています。

何に答えを出すべきなのか」についてブレることなく活動に取り組むことがカギであり、このカギが本のタイトルにある「イシュー」である。

本書は、イシューが我々の知的生産活動において、どのように役立つのか、イシューをどのように見分け、どう扱っていくのかについて、わかりやすく解説しています。「毎日の仕事や研究で発生する問題の本質がつかめない」と悩んでいる人にとってヒントが得られる一冊です。

ポイント要約

  • バリューのある仕事とは何か
  • 「スタンスをとる」ことが肝要
  • 何はともあれ「言葉」にする

バリューのある仕事とは何か

バリューの本質は2つの軸から成り立っている。
一つ目が、「イシュー度」であり、二つ目が「解の質」である。

イシュー(issue)の定義

A) a matter that is jin dispute between two or more parties
 二つ以上の集団の間で決着のついていない問題
B) a vital or unsettled matter
 根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題

バリューのある仕事(イシュー度×解の質)

バリューのある仕事をしようと思えば、取り組むテーマは、「イシュー度」と「解の質」が両方高くなければならない。多くの人は、縦軸の「解の質」が仕事のバリューを決めると考えており、横軸の「イシュー度」、つまり「課題の質」についてはあまり関心を持たない傾向がある。

イシュー度」とは「自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ
解の質」とは「そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い

本当にバリューのある仕事をして世の中に意味のあるインパクトを与えようとするなら、あるいは本当にお金を稼ごうとするなら、この「イシュー度」こそが大切である。

「イシュー度」の低い仕事は、どんなにそれに対する「解の質」が高かろうと、受益者(顧客・クライアント・評価者)から見た時の価値はゼロに等しい

「スタンスをとる」ことが肝要

イシューの見極めは、「こんな感じのことを決めないとね」といった「テーマの整理」程度で止めてしまう人が多い。実際の検討をはじめてから再度「イシューは何だろう」と考えるのはナンセンス。

強引にでも前倒しで具体的な仮説を立てることが肝心である。

イシューに答えを出す

具体的にスタンスをとって仮説に落とし込まないと、答えを出し得るレベルのイシューにすることができない

  • NG:○○の市場規模はどうなっているか? ← 単なる「設問」
  • OK:○○の市場規模は縮小に入りつつあるのではないか? ← 仮説

仮説を立てることで、答えを出し得るイシューとなる。
仮説が単なる質問をイシューにする

必要な情報分析すべきことがわかる

仮説を立てない限り、自分がどのレベルのことを議論し、答えを出そうとしているのかが明確にならず、それが明確になっていないことにすら気づかない。
仮説を立てて、はじめて本当に必要な情報や必要な分析がわかる。

分析結果の解釈が明確になる

仮説がないまま分析をはじめると、出てきた結果が十分なのかそうでないのかの解釈ができず労力ばかりかかってしまう。そこで、以下のレベルまで仮説を設定することで、何に答えを出すべきか、調べるべきかが明確になる。

新しい会計基準では、

  • わが社の利益が大きく下がる可能性があるのではないか
  • わが社の利益に対する影響が年間100億円規模あるのではないか
  • 競合の利益も変動し、わが社の相対的地位が悪化するのではないか
  • 各事業の会計管理・事務処理において何等かの留意点をもつことで、ネガティブな影響を最低限にできるのではないか

答えを出すべきイシューを仮説を含めて明確にすることで、無駄な作業が大きく減り、生産性が向上する

何はともあれ「言葉」にする

人間は言葉にしない限り概念をまとめることができない
「これがイシューかな?」「ここが見極めどころかな?」と思ったら、それをすぐに言葉にして表現することが大切

イシューを言葉で表現することではじめて「自分がそのイシューをどのようにとらえているのか」「何と何についての分岐点をはっきりさせようとしているのか」ということが明確になる

言葉で表現しないと、自分だけでなくチームのなかでも誤解が生まれ、それが結果として大きなズレやムダを生む。

言葉にすることを徹底する
言葉に落とすことに病的なまでにこだわる

「Why」より「Where」「What」「How」

  • Where・・・「どちらか?」「どこを目指すべきか?」
  • What・・・「何を行うべきか?」「何を避けるべきか?」
  • How・・・「どう行うべきか?」「どう進めるべきか?」

「Why=~はなぜか?」という表現には仮説がなく、何について白黒をはっきりさせようとしているのかが明確になっていない。「答えを出す」という視点で課題を整理すると、「Where」「What」「How」のかたちになることが多い。

比較表現を入れる

「AかBか」という見極めが必要なイシューであれば、「~はB」というより「Aではなくて、むしろB」という表現にする。

「てこ入れすべきは操作性」というよりも、「てこ入れすべきは、処理能力のようなハードスペックではなく、むしろ操作性」としたほうが何と何を対比し、何に答えを出そうとしているのかが明確になる。

まとめ

  • イシュー度と解の質を意識し、バリューのある仕事に取り組む
  • 強引にでも前倒しで具体的な仮説を立てる
  • 言葉に落とすことに病的なまでにこだわる

気になる方は、ぜひ読んでみてください!
最後まで、スマートチャンネルを閲覧いただきありがとうございました。

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