八ヶ岳の中古別荘、数百万円でも買える?不動産会社に聞いてみた。

森の中の別荘 八ヶ岳

少しだけ自己紹介をしておくと、僕は東京で働く会社員だ。
IT関係の仕事をしていて、平日はだいたいパソコンの前にいる。

趣味はドライブやキャンプ、コーヒー、DIYなど。
興味を持つと、実力より先に道具が充実する。

一緒に暮らしているのは、ミニチュアシュナウザーの「かげとら」だ。
犬を飼い始めただけのはずが、なぜか今は八ヶ岳で別荘を探している。

かげとらとの暮らしをきっかけに自然の中で過ごす時間が増え、森の中に自分たちの拠点があったらいいなと思うようになった。

移住ではなく、東京と八ヶ岳を行き来する二拠点生活。
そのために、八ヶ岳に小さな別荘を持てないだろうかと考え始めた。

問題はお金だ。
東京にはすでに家がある。

そこに、もう一軒家を持つ。
普通に考えれば、なかなか意味の分からない行為である。

それでも気になってしまったので、とりあえずGoogleで検索してみた。
「八ヶ岳 別荘」

すると、泉郷や三井の森など、いくつもの別荘地が出てきた。
物件を眺めていると、さらに驚いた。

100万円。
300万円。
500万円。

もちろん古いが、土地付きの家が、本当にそんな価格で掲載されている。
東京で家を探している感覚からすると、金額の桁がおかしい。

「これなら車より安いじゃないか」
そんな危険な比較をし始めたあたりから、僕の別荘探しは本格化した。

写真を見る限り、森に囲まれた結構いい感じの家が多い。
100万円や300万円なら、現実的に手が届くように思えた。

それに、普段何となく使っているお金もある。

飲み会。
使っているのかよく分からないサブスク。
気にせず買ってしまうもの。

そういうお金をちゃんと管理すれば、別荘の維持費くらい何とかなるんじゃないか。
今思えば、ずいぶん楽観的だった。
でもこの時は、本当にそう思っていた。

ただ、物件情報を眺めているだけでは分からないことも多い。
気になる物件を見つけるたびに、不動産会社へ電話して聞いてみた。

すると、担当者はいろいろ教えてくれた。

「この物件は、少し家が傾いています」
「給湯器と排水設備が壊れています」
「トイレは汲み取り式ですが、大丈夫ですか?」

中には、
「これは、あまりおすすめしません」
と言われる物件まであった。

売る側から止められるとは思わなかった。
安い別荘には、安いなりの理由があるらしい。

「数百万円なら、意外と簡単に買えるかもしれない」
そんな僕の考えは、少しずつ変わり始めた。

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