コロナ禍になってから、リモートワークが定着し、一日中、家で仕事をしています。ZoomやTeamsをつかったオンライン会議も多く、また、大量のデータをダウンロードしたり、アップロードしたりするため、自宅のネットスピードが気になるようになりました。
ということで、今回は、自宅のネット回線スピードを改善するために、いろいろと取り組んだ結果、爆速になったのでその方法を紹介します。
ソフトバンク光は遅い?
iPhone13 mini(iOS15.6)を自宅のWi-Fiルーターに接続してネット回線速度を測ってみました。ネット回線スピードの計測には、fast.comを使いました。改善前は、下りが50~100Mbpsほどでした。
ところが、今回の対策によって、改善後は200Mbpsを超えるほどになりました。ソフトバンク光は利用者が多く、回線が混雑するため遅いといった口コミをネット上で多数みかけますが、ちょっとした対策でスピードアップがのぞめますよ。
改善前 | 改善後 |
契約プランと機器構成
個別の対策を紹介する前に、前提として私が契約しているソフトバンク光のプランと機器構成を説明しておきます。
SoftBank光・ファミリー・ギガスピードとiPv6高速ハイブリッド
プランは「SoftBank光 ファミリー・ギガスピード」を契約中です。ちなみに、ソフトバンクに問い合わせたところ、「ファミリー・ギガスピード」は、私が住んでいる地域で最も高速なプランとのことでした。
上記の契約内容を確認すると「iPv6高速ハイブリッド」が「ご利用中」となっていました。
IPv6高速ハイブリッドは、従来の「IPv4」での接続方式と「IPv6」という新しい接続方式の両方を、特別な切り替え設定なくご利用できる接続方式で、下り最大1Gbpsの高速通信を提供するサービス(出典:SoftBankサポート)
そもそも、いくらネットワーク機器や設定をいじっても、契約プランが提供するスピードを超える速度は出せないので、SoftBankで契約されている方で、自分がどのようなプランを申し込んでいるか分からなくなってしまった方は、まずは「My SoftBank」から確認してみてください。
インターネット回線・機器構成
機器構成は、左から順に、①光回線終端装置(ONU)、②光BBユニット、③市販Wi-Fiルーターの3つです。
ネットワーク回線スピードを改善するために行った対策
実際に行った対策は、上から対応が簡単な順に以下の3つです。
機器間のLANケーブルの変更
自宅の外から宅内の光回線終端装置(ONU)まで光回線を引き込むには、光ファイバーケーブル(白いケーブル)が使われていますが、以降のONUと光BBユニット間、光BBユニットと市販Wi-Fiルーター間は、LANケーブルで接続されています。
宅外 – 宅内 | ONU | 光BBユニット | 市販Wi-Fiルーター |
いくらネットワーク機器が次世代規格のWi-Fi6などに対応して高速であったとしても、このLANケーブルがその速度に対応したカテゴリでなければ意味がありません。
私が購入したLANケーブルは、カテゴリがcat6Aのこちらの「LANケーブル」です。①対応速度が10Gigabit、②0.5mと長すぎない、③断線に強い、④ツメが折れないと申し分ありません。
ソフトバンクBBユニット2.4への変更
ソフトバンクBBユニットは、バージョンが複数あり、最新機種の2.3がWi-Fi6に対応しており最も高速です。
光BBユニット | 速度 |
E-WMTA 2.1 / 2.2 | 最大0.3 Gbps |
E-WMTA 2.3 | 最大1.3 Gbps |
E-WMTA 2.4 | 最大2.4 Gbps(Wi-Fi6対応) |
ソフトバンクのサポート(186-0800-111-2009)に電話し、ネットのスピードが遅く、最新の光BBユニット2.4に交換したい旨を伝えると、配送の手続きを進めていただけます。
相談してから配送・到着までは3営業日ほどでした。こんな感じで、BBユニット本体、電源アダプタ、LANケーブル、説明書、返却用の着払い伝票が梱包されていました。古い機種を利用されている方は、無料なのでぜひ交換にチャレンジしてみてください。
ちなみに、BBユニットに市販のWi-Fiルーターを接続する場合は、BBユニットのWi-Fiルーター機能はオフにすることが推奨されています。詳細は、ソフトバンクの以下のサイトに記載されていますので、ご確認ください。
次世代規格Wi-Fi6対応ルーター(Aterm WX3600HP)の導入
Wi-Fiルーターは、Wi-Fi6に対応した「Aterm WX3600HP」を購入しました。これより4,000円ほど高額な「Aterm WX5400HP」と迷いましたが、2.4GHz帯のスピードが「Aterm WX3600HP」より劣るため、こちらを購入しました。
これまで使っていた「Aterm WG1200HP3」と比べるとかなりのサイズアップ。ちなみに、「WG1200HP3」は、「WX3600HP」の子機として現役で活躍中です。
その他にも「Aterm WX3600HP」の設定をチューニングしたり、親機と子機を連携したりといろいろ取り組みましたが、上記の対策が最も効果的でした。ぜひ参考にしてみてください。
すまーとちゃんねるを閲覧いただきありがとうございました。
ソフトバンク光の契約満期に伴い、auひかりに乗り換えました。回線スピードが余裕の1.0GBを超えるようになりました。こちらの記事「auひかり|ソフトバンク光から乗り換えで速度が爆速化!【比較体験】」も人気です。
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