自宅を見渡してみると、マウス、キーボード、イヤホンなど、これまで有線だったモノたちは、いつの間にかワイヤレス対応の製品に置き換わっていました。
そこで趣味のエレキギターもワイヤレス化したくなり、YAMAHAのデスクトップアンプ「THR10II Wireless」を購入しました。
購入してから数年経ちますが、コンパクトなサイズや音の良さはもちろん、ケーブルを気にせずすぐにギターを弾ける手軽さが気に入っています。
ギターのケーブルは、練習するたびにアンプへ接続したり、終わったら片づけたり、演奏中も足元で邪魔になったりと、意外と煩わしいものです。
THR10II Wirelessと対応するワイヤレストランスミッターを使うようになってからは、ギターを手に取ればすぐに弾き始められるようになりました。この「練習を始めるまでの手軽さ」は、数年使った今でも気に入っているポイントです。
この記事では、THR10II Wirelessを実際に使って感じた魅力と、ギターからアンプ、さらにヘッドホンまでワイヤレス化した方法を紹介します。
エレキギターとアンプ間のワイヤレス化
エレキギターとアンプの間をワイヤレス化するには、ギターワイヤレスに対応したアンプと、ギター側に取り付けるワイヤレストランスミッターが必要です。
エレキギターはアンプから音を出して演奏するため、一般的にはギター本体とアンプをケーブルで接続します。
THR10II Wirelessはギターワイヤレスレシーバーを内蔵しており、対応するワイヤレストランスミッターをギターに取り付けることで、ギターとアンプをケーブルで接続せずに演奏できます。
なお、THR10II Wirelessが対応している「Bluetooth」と「ギターワイヤレス」は別の機能です。Bluetoothはスマートフォンなどからの音楽再生やアプリとの連携に使い、ギターの音をワイヤレスでアンプへ送る場合は、対応するギターワイヤレストランスミッターを使用します。
YAMAHA THR10II Wirelessを選んだ理由
ギターアンプには、YAMAHAの「THR10II Wireless」を選びました。
THR10II Wirelessはコンパクトなデスクトップアンプながら、ギターワイヤレスレシーバーと充電式バッテリーを内蔵しています。自宅で気軽にギターを弾きたい私には、この「ケーブルをできるだけ減らせる」という点が大きな魅力でした。
購入時に注意したいのが、「THR10II Wireless」と「THR10II」の違いです。
通常モデルのTHR10IIもBluetoothには対応していますが、ギターワイヤレスレシーバーと充電式バッテリーは搭載していません。ギターをワイヤレスで接続したい場合は、「THR10II Wireless」を選ぶ必要があります。
THR10II Wirelessは、高級感のある質感や色合いでインテリアアイテムとしても気に入っています。

- 重量は3.2kgで、部屋の中で移動させたり持ち運んだりしやすいサイズです
- ACアダプターだけでなく内蔵充電池でも使用でき、フル充電で約5時間駆動します
- ギターワイヤレスと内蔵充電池を組み合わせれば、電源コードやギターケーブルを外して演奏できます
ちなみに、THR10II Wirelessが20Wなのに対し、上位モデルのTHR30II Wirelessは30W。さらにTHR30II WirelessにはLINE OUT端子が搭載されているなど、より本格的な用途にも対応しています。
一方、THR10II WirelessもギターワイヤレスやBluetooth、内蔵充電池に対応しており、自宅で気軽にギターを楽しむ用途では十分な機能を備えています。
私はリーズナブルなTHR10II Wirelessを選びました。
ギターをワイヤレス化するトランスミッター「Relay G10TII」
ギターワイヤレストランスミッターには、THR10II Wirelessに対応した「Line 6 Relay G10TII」を購入しました。
使い方はとても簡単で、Relay G10TIIをギターのジャックに挿すだけ。THR10II Wirelessとの複雑なセッティングも必要なく、ケーブルなしで演奏できます。
私が購入した当時はRelay G10TIIを選びましたが、現在はヤマハ純正のワイヤレストランスミッターYW10Tも発売されています。これからTHR10II Wirelessとワイヤレストランスミッターを一緒に揃えるなら、YW10Tとのセットで購入する方法もあります。

追記:LINE6 Relay G10TIIは、メーカーサイトからファームウェアのアップデートについて、以下の案内がありました。
2016年6月から2020年2月までに販売されたLine 6 Relay G10、Relay G10S、Relay G10T ギターワイヤレス製品につきまして、ごく稀にトランスミッターの充電中に異常な発熱が発生することが報告されました
Relay G10シリーズ製品をご使用のお客様へ 重要なお知らせ
これらの製品をお持ちの場合、もしくはRelay G10TをLine 6 Spider V/Spider V MkII、ヤマハ THR-IIギター・アンプと組み合わせてご使用されている場合は、上記の発熱の発生を防止するため、早急に最新のファームウェアへのアップデートを実行していただけますようお願いいたします
2016年6月から2020年2月以降に販売されている製品には、ファームウェアが適用されています。
LINE6 Relay G10TIIは、THR10II WirelessのINPUT端子に挿しておけば、自動的に充電できるので便利です。

アンプとヘッドホン間のワイヤレス化
アンプからの出力:Bluetoothトランスミッター
ギターとアンプ間だけでなく、アンプとヘッドホンの間もワイヤレス化してみました。
THR10II WirelessはBluetoothに対応していますが、これはスマートフォンなどからアンプへ音楽を入力するための機能です。THR10II WirelessからBluetoothヘッドホンへギターの音を直接送信する機能はありません。
そこで私は、THR10II WirelessのPHONES端子にBluetoothトランスミッターを接続し、ワイヤレスヘッドホンへ音を送る方法を試しました。
Bluetoothトランスミッターには、当時Amazonで販売されていたJPRiDE「JPT1 Bluetooth トランスミッター&レシーバー」を購入しました。
ギター演奏では、音が遅れて聞こえると演奏しづらいため、Bluetoothトランスミッターとヘッドホンを選ぶ際には音声の遅延も重要なポイントになります。
私が使用したJPT1は、低遅延コーデック「aptX Low Latency(aptX LL)」に対応していました。ヘッドホン側も同じaptX LL対応製品を組み合わせることで、実際にギターを弾いていても大きな遅延は感じずに使用できました。
こんな感じでPHONES端子に接続します。

JPT1は、トランスミッター(送信機)とレシーバー(受信機)をスイッチで切り替えて使用できます。
今回はTHR10II Wirelessからヘッドホンへ音を送るため、送信モード(TX)で使用しました。

ワイヤレスヘッドホン「Panasonic RP-HD300B」を接続

ワイヤレスヘッドホンには、Panasonicの「RP-HD300B-T」を使用しました。
RP-HD300Bは低遅延コーデックのaptX Low Latency(aptX LL)に対応しているため、先ほどのJPT1と組み合わせて使用できます。
実際にTHR10II Wireless → JPT1 → RP-HD300Bという構成で使ってみましたが、ギターを弾いていて気になるほどの音の遅れは感じませんでした。
ケーブルを気にせずヘッドホンで練習できるので、夜などアンプから大きな音を出しにくいときにも便利です。
まとめ
THR10II Wirelessを使ってギターとアンプをワイヤレス化し、さらにBluetoothトランスミッターを使ってヘッドホンまでワイヤレス化してみました。
実際に使ってみて特に気に入っているのは、ケーブルの煩わしさが減り、ギターを手に取ってすぐに弾き始められることです。THR10II Wirelessはコンパクトながら音も良く、デザインも気に入っているので、購入してから数年経った今でも使い続けています。
現在はヤマハ純正のワイヤレストランスミッター「YW10T」も発売されているため、これからワイヤレス環境を揃える場合は、THR10II WirelessとYW10Tを組み合わせる方法もあります。
自宅で気軽にギターを楽しみたい人や、できるだけケーブルを減らしてすっきりした環境で練習したい人には、THR10II Wirelessは今でもおすすめできるギターアンプです。
今回、購入した製品をまとめておきます。気になった方の参考になると幸いです。
- アンプ:THR10II Wireless
- ギターワイヤレストランスミッター:LINE6 Relay G10TII
- Bluetoothトランスミッター&レシーバー:JPT1 Bluetooth
- ワイヤレスヘッドホン:RP-HD300B-T




コメント
こんにちは。身の回りのケーブル類を極力減らすスッキリ配線は見た目も取り回しもいいですね!
ちなみにメトロノーム等の外部音源はどのようにヘッドホンに繋いでいらっしゃいますか?