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電流電圧テスターの使い方|モバイルバッテリーの能力を調査したら意外な結果に⁈

ガジェット
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こんにちは。つーです。

最近、スマホの充電用バッテリーを購入したので、移動中や外出先で使い始めたところ、充電がとても遅いので不良品じゃないかと悩んでました。

ということで、新しく購入した小容量バッテリーの給電能力について、USB電流電圧チェッカー を使って、電流電圧をチェックしてみました。

意外な結果だったので、考察を備忘録として残すとともに、電流電圧チェッカーの見方、使い方もあわせて紹介しようと思います。

お使いのモバイルバッテリーやケーブルの能力が気になる方の参考になれば幸いです。

それでは、さっそく、USB電流電圧テスターの使い方から確認していきましょう。

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USB電流電圧テスターの使い方・表示の見方

USB-C VOLTAGE & AMPERAGE METER
USB-C VOLTAGE & AMPERAGE METER

私が使った電流電圧テスターは、こちらPlugable USB-C 電流電圧チェッカー です。

シンプルなデザインがお洒落で使いやすいです

Plugable USB-C 電流電圧チェッカー のディスプレイには、電圧(V)・電流(A)・消費電力(W)、電流の方向(→)の4つの情報が表示されます。

電流電圧チェッカー
電流電圧チェッカー

電流(A)・電圧(V)・消費電力(W)の関係は、学校で学びましたが、おさらいです。

どの数値も高ければ高いほど、能力が高いので、分かりやすいですね。

電流・電圧・消費電力

電流(Aアンペア × 電圧(Vボルト  =  消費電力(Wワット

  • 電流を表す単位:アンペア電流 = 電気が流れる量 
  • 電圧を表す単位:ボルト = 電気を押し出す力 
  • 消費電力を表す単位:ワット = 実際に消費される1秒間当たりの電気エネルギー

結論|充電が遅い原因はUSBの規格

結論からですが、Plugable USB-C 電流電圧チェッカー を使ってテストをした結果、ケーブルの片方がUSB Type-Aであることが充電が遅い原因でした。

詳細を確認していきましょう。

USB Type-A to Type-Cケーブルによるテスト

USB Type-A to Type-Cケーブルを使って、モバイルバッテリーの小容量「Anker PowerCore Fusion 5000」と大容量「IDMIX GaN モバイルバッテリー 20000mAh」で給電能力を比較してみました。

Anker PowerCore Fusion 5000
Anker PowerCore Fusion 5000
IDMIX GaN 20000mAh
IDMIX GaN 20000mAh

結果、大容量バッテリーも小容量バッテリーも同程度の出力値となってしまいました。

Anker PowerCore Fusion 5000の給電能力(USB Type-A to C使用時)
Anker PowerCore Fusion 5000の給電能力(USB Type-A to C使用時)
バッテリー種類電圧:V電流:A消費電力:W
Anker PowerCore Fusion 50004.970.924.57
IDMIX GaN 20000mAh4.880.924.48
伝送効率の比較

次に「USB Type-A to Type-C」ケーブルから「USB Type-C to Type-C」ケーブルに変更して、同様のテストを行ってみました。

USB Type-C to Type-Cケーブルによるテスト

結果、大容量バッテリーは、先程のテストでは消費電力が4.48Wでしたが、USB Type-C to Type-Cを使ったところ、28.35Wと約6倍に改善されました。

Anker PowerCore Fusion 5000
Anker PowerCore Fusion 5000
IDMIX GaN 20000mAh
IDMIX GaN 20000mAh
IDMIX GaN 20000mAhの給電能力(USB Type-C to C使用時)

さらに、小容量バッテリーもUSB Type-C to Type-Cのケーブルに変更しただけで、4.57Wから9.43Wに改善されました。

バッテリー種類電圧:V電流:A消費電力:W
Anker PowerCore Fusion 50005.021.889.43
IDMIX GaN 20000mAh19.831.4328.35
伝送効率の比較

参考|USBの規格・転送速度・給電能力

USB規格と転送速度・給電能力の関係を確認してみると、USB規格によって、給電能力・転送速度が大きく異なることがわかります。

USB規格制定年転送速度給電能力 (5V)コネクタ(主流)
USB 1.01996年12 Mbps500 mAType-A/B
USB 1.11998年12 Mbps500 mAType-A/B
USB 2.02000年480 Mbps500 mAType-A/B
USB 3.0
USB 3.1 Gen 1
USB 3.2 Gen 1
2008年5 Gbps900 mAType-A/B SuperSpeed
Type-C
USB 3.2 Gen 22013年10 Gbps1000 mAType-C
USB 3.2 Gen 2×22017年20 Gbps1000 mAType-C
USB4 Version 1.02019年40 Gbps1000 mAType-C
出典:Wikipedia(USBの各世代)

まとめ|新しいUSB規格の製品・コネクタを使おう

今回のテストで、USB規格によって、給電能力が大きく異なることを確認できました。

せっかく高スペック・大容量のバッテリーであっても、古いUSB規格のポートやケーブルを使うと能力が落ちます。

とくに、今回は「USB Type A to Cケーブル」を使っていたことが原因でした。

ケーブルの片方が「USB Type-C」であっても、もう一方の形状が古い規格だと、低スペックに引きずられます

今後、モバイルバッテリーやケーブルを購入する際は、対応するUSB規格とポートも注意して確認しようと思います。

Plugable USB-C 電流電圧チェッカー は、これまで取れなかった数値が見れるので面白いですよ。お使いのモバイルバッテリーやケーブルの能力が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

すまーとちゃんねるを閲覧いただきありがとうございました。

今回あらためて、IDMIX GaN モバイルバッテリー 20000mAhが優秀なバッテリーであることも確認できました。

スマホはもちろん、MacBookもパワフルかつ高速に充電できるのでとても重宝しています

ACプラグで直接充電できる点も使いやすいです。

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