今回は、MacBook Air M1/M2を2台以上の外付けディスプレイに接続して、デスクトップを拡張する方法を紹介します。
Windows PCだと、複数台のディスプレイにデスクトップを拡張するのはそれほど難しくありませんが、同じ感覚でMacBookでやってみたけどうまくいかないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
アップル公式ページに記載のとおり、MacBook Airは、通常、1台の外付けディスプレイにしか接続できません。
Mac が M1 チップまたは M2 チップを搭載している場合は、次の通りです。
出典:Mac にディスプレイを接続する(support.apple.com)
- MacBook Air、13 インチの MacBook Pro、iMac、Mac mini では、1 台の外付けディスプレイを Thunderbolt/USB 4 ポートのいずれかに接続できます。
- ドックやデイジーチェーンのデバイスを使っても、接続できるディスプレイの数は増えません
Macの制約なので仕方ないのですが、この制約を突破する方法があります。
ということで、今回は、実際に、MacBook Air M2とAnker 563 USB-C ドッキングステーションを使って、DELL2台の外付けモニターに出力した方法を紹介します。
MacBook Air M2で2台以上のマルチディスプレイ環境を構築したいという人の参考になれば幸いです。
2台以上のモニター出力に必要な機器とソフトウェア
MacBook Air M2で2台以上のモニターにデスクトップを拡張するには、残念ながらOSの設定のみでは対応できません。
今回紹介する方法は、DisplayLinkというUSBポートを使って画面出力する技術を使うため、これに対応した機器(アダプタやドッキングステーション)とソフトウェアが必要です。
Anker 563 USB-C ドッキングステーション
DisplayLinkに対応したドックは、どれも高額なものばかりです。
私が購入したこちら「Anker 563 USB-C ドッキングステーション」は比較的安く、利用できる端子も多いので使いやすいです。
ANKERのシンプルかつ高級感のあるデザインも気に入っています
さらに安価で、コンパクトなこちら「Plugable 7-in-1 USB-C ドッキングステーション デュアル HDMI 対応」もDisplayLinkに対応しています。
DisplayLink Manager
DisplayLinkを使うには、こちらからDisplayLink Managerをダウンロードして、インストールしてください。
インストール後、「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」で、「画面収録」を選択し、「DisplayLink Manager」にチェックを入れる必要があります。
DisplayLink Managerの起動とディスプレイ設定
DisplayLink Managerをダブルクリックすると、これまで接続できなかった2台目のディスプレイが表示できるようになります。
ディスプレイに反応がない場合は、再起動してみてください。
MacOSの「システム環境設定」→「ディスプレイ」で、画面に2台のモニターが追加されていることが確認できます。
ここで、ディスプレイの配置や解像度などを調整しましょう。
MacBook Air M2で2台以上のモニターに出力した実際の風景
こちらが、MacBook Air M2のデスクトップを2台のディスプレイに拡張したデスク風景です。
Sidecar機能も使ってiPad mini6にもデスクトップ拡張しているので計4台です
もちろんミラーリングではなく、デスクトップ拡張なので、それぞれのモニターで異なるコンテンツを表示し作業できます。
まとめ
MacBook Airは、通常、1台の外付けディスプレイにしか接続できませんが、DisplayLinkの技術と対応した機器を利用することで、2台以上のモニターにデスクトップを拡張できます。
今回は、MacBook Air M2とAnker 563 USB-C ドッキングステーション、DisplayLink Managerを使って、DELL2台の外付けモニターに出力してみました。
興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
すまーとちゃんねるを閲覧いただきありがとうございました。
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