自分でコーヒーを焙煎してみたい。
そう思ったものの、当然ながら焙煎なんて一度もしたことがない。
そもそも、家でコーヒー豆を焙煎するには何が必要なんだろう。
調べてみると、手網やフライパンを使う方法から、
家庭用の電動焙煎機、さらに本格的な焙煎機まで、いろいろな選択肢が出てきた。
そして困った。
どこまで本気の焙煎機を買えばいいんだろう。
まだ一度も焙煎したことがないのに、道具選びだけはすでに楽しくなっている。
いつものパターンである。

手網で焼くか、焙煎機を買うか
家庭でコーヒーを焙煎する方法を調べると、
まず出てきたのが手網や手回し式の焙煎器だった。
火にかけながら自分で豆を動かし、色や香り、音の変化を見ながら焙煎していく。
これはこれで、かなり面白そうだ。
キャンプに持っていって、外でコーヒー豆を焙煎するなんて最高だと思う。
ただ、最初の一歩として僕がやりたかったこととは、少し違った。
僕はまず、自分で焙煎したコーヒーを、おいしく飲んでみたかった。
しかも、一度だけ偶然うまく焼けるのではなく、
「この豆を、この設定で焙煎すると、この味になる」
ということを繰り返し楽しみたい。
つまり、初心者の僕が重視したかったのは再現性だった。
前回おいしかったから、もう一度同じように焼いてみる。
今度は設定を変えて、味がどう変わるのか試してみる。
それなら、自分の腕だけに頼るより、機械に助けてもらった方がよさそうだ。
家庭用の電動焙煎機を探してみることにした。
調べてみると、かなり本格的な焙煎機もある
家庭用の電動焙煎機を調べ始めると、思っていた以上にいろいろな製品が出てきた。
例えば、韓国製のGENE CAFE CBR-101。
ガラス製の焙煎容器が回転する独特な形をしていて、一度に最大250gの生豆を焙煎できる。
温度や時間も自分で設定できる。
台湾のSandbox Smart R1も面白かった。
こちらはスマートフォンのアプリと連携して、火力やダンパー、ドラムの回転などを調整し、
自分で焙煎プロファイルを作ることができる。
そして、さらに本格的なのがAillio Bullet R1。
デンマークで設計され、台湾で製造されている焙煎機で、一度に最大1kgまで焙煎できる。
火力やファン、ドラムの回転などを細かく調整でき、
焙煎データを記録して、自分なりの焙煎プロファイルを作っていくこともできる。
ここまで来ると、かなり面白い。
自分で焙煎をコントロールしている感は、間違いなくこちらの方が強そうだ。
一度にたくさん焙煎できるのも魅力だった。

本格的な焙煎機は魅力的。でも、今の僕には必要ない
少し先のことまで考えた。
いつか自分で焙煎した豆を販売するようなことがあれば、
一度に焙煎できる量や、細かな調整ができることは大きな武器になるはずだ。
そのときは、こういう本格的な焙煎機を改めて考えてもいい。
ただ、今は違う。
まだ自分で一粒もコーヒー豆を焙煎したことがない。
高額な焙煎機を買って、火力や温度、時間などを細かく調整しながら試行錯誤するより、
まずはもっと気軽に始めたい。
今の目的は、自分で焼いた豆を、自分で楽しむこと。
ここを基準に考えることにした。
初めての焙煎機に求めたこと
そう考えると、欲しい焙煎機の条件がかなり見えてきた。
- 初心者でも簡単に使える
- 同じ焙煎を再現しやすい
- 設定を変えて味の違いも楽しめる
- 一度に大量に焼けなくてもいい
- 準備や手入れにあまり手間がかからない
- 高額すぎない
- 長く使いたくなる道具である
全部入りの本格機である必要はない。
むしろ今の僕には、簡単に使えて、同じ焙煎を繰り返せることの方が大切だった。
ボタンを押せば、毎回ある程度安定して焙煎してくれる。
そこから設定を変えてみる。
豆を変えてみる。
そして飲み比べる。
これなら、焙煎について何も知らない僕でも、豆と焙煎の違いを少しずつ知っていけそうだ。
そんな条件で焙煎機を探していく中で、一台の製品にたどり着いた。
新潟のメーカー、ダイニチが作る家庭用コーヒー豆焙煎機。
CAFE PROだった。
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