今回は、若手リーダー向けのお薦めの書籍として「リーダーの仮面」を紹介します。
新米マネージャーが抱える悩み
私は、約2年前に現職でマネージャーに昇格し、組織やプロジェクトで部下をマネジメントしながら日々の業務遂行に責任を持つ立場となりました。
当初は、これまでの延長線上に新たなマネジメント業務が加わるだけと安易に考えていましたが、マネージャーとして部下と向き合う立場になって初めて、以下のような様々な悩みが生じました。
- 感情に寄り添い、優しい人として接するべきか
- 手取り足取り指導すべきか、背中を見せてついてこさせるべきか
- 部下のモチベーションをどう高めるか
- 結果だけで評価すべきか、プロセスも評価すべきか
マネージャーになるための思考法が学べる書籍
そのような中で、2021年にベストセラーとなった本書「リーダーの仮面」を読んだ結果、上記のような悩みは完全に払拭されました。
どのように悩みを解決できたのかを簡単にふれると、本書で「プレーヤーからマネージャーに頭を切り替える思考法」を学び、これを忠実に実践したからです。
この頭の切り替える方法を本書では、仮面をかぶると表現しています。本のタイトルにも「リーダーの仮面」とあるので、なんとなく想像された方もいらっしゃるかもしれません。
私たちは、日常の様々なシーンに合わせて、それぞれの役割を果たすための仮面をかぶっています(心理学用語でこの概念を「ペルソナ」といいます)。例えば、家では「父親」「母親」「夫」「妻」、会社では「会社員」「上司」「部下」という仮面をかぶっています。
つまり、リーダーには、リーダーの役割を果たすための仮面があり、この仮面をかぶる必要があるということでした。これまでのプレーヤーのままの自分でいることや自分の性格のまま振舞うのではなく、リーダーとしての仮面をかぶり、リーダーを演じる必要があるということです。
仮面をかぶるという表現は面白くて、分かりやすいですよね。でも、リーダーの仮面ってどのような仮面なんだろうと気になりますよね。
リーダーの仮面とは?
本書を読み進めていくと、私は、自分にこの仮面をかぶり続けることができるのだろうかと不安になりました。実際、本書を読んで学んだことを実践してみて、その難しさを肌で感じました。
ネタバレを避けるため、どのような仮面なのかについて詳細はふれませんが、「リーダーの仮面」をかぶった結果として、「最近、部下から食事や飲みに誘われたなくなったな」と感じたり、「あの人、最近ちょっと冷たくなったよね」とささやかれたりするようになるかもしれません。
でも、そのように感じる場合は、あなたが優れたリーダーになったサインということでした。
本書のノウハウは、人によって是非が異なるかもしれませんが、私は本書に共感し悩みが解消されたため、今ではこの仮面をかぶってマネージャーとして、迷うことなくマネジメントに徹することができています。個人的には、管理職になられたばかりの若手のリーダーの必読書と言っても過言ではないと思うほどおすすめしたい本です。
「リーダーの仮面」がどのような仮面か気になる方は、ぜひ本書を手にとってみてください。
すまーとちゃんねるを閲覧いただきありがとうございました。
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